FDと80の違いってさぁ・・・

ふと疑問に思うのがこの2車種。前者がRX-7、後者がスープラ
厳密に言えばこの2車種って目的とかちょっと違ったりして、RX-7はシルビア寄りの車だし、スープラGT-RやZ寄りの車なので比較の対象にはならなかったりもするわけなんですが、同じ馬力で対した変わらないボディサイズ。
しかし大きな違いは、まぁ搭載エンジンの構造そのものってのもありますが、重量です。この2つ、差は実に230kg。どこに230kgの差が隠れてるのか、私はさっぱりわからないでいる。


RX-7は、実はグラム単位で軽量化が施され、それは勿論足回りの細部から、ボンネット、ほか多数に渡って軽量化が施されているはず。
昨日の新型ロードスターのところでも話をしたんですが、マツダってやっぱりそういったところにこだわりがあるようで、今回のロードスターもボンネット、フロントフェンダーは当たり前。今回に至ってはリアブレーキキャリパーやトランクまでアルミ化されているという、まぁある意味恐ろしいこだわりようだが、そこまでやる、それがマツダ


一方のスープラは多分対して軽量化になんて目も向けられてないんでしょうね。スチール板で固められた外装に、後期型に至ってはGOAによる衝突安全性ボディまで採用(RX-7に衝突安全性ボディは未採用)されている始末。しかも直6エンジン搭載で、向けられた目は打倒GT-RスーパーGT選手権で勝つために開発されたようなものでしょうし、乗り心地がまるで高級車並みとも言われるあたり、無駄なところに力が入ってるなぁなんて思ったりもしてみましたが。


さて、じゃぁRX-7のように、軽量化できるところを軽量化してみたらどんなマシンに仕上がるのか、私はちょっと興味がある。パワーハウスアミューズというチューニングメーカーではすでにZ33用の軽量化メニューが組まれているが、これを80でやってみたらどうなるんだろうかという個人的妄想。


で、まぁ双方の違いを簡単にあげて見ましたが、あと重要なのは電子制御デバイスの有無が大きかったりするらしい。RX-7にはスポーツABSくらいしか存在せず、駆動系にはさっぱり電子制御の手が加わっていない。
一方のスープラは最高グレードのRZともなるとスポーツABSを初め、足回りにREASシステム、エンジン系には電子制御スロットルシステムも搭載されている。
勿論エンジンの違いは大きかったりしますよ。ロータリーエンジンは小さくて軽く、かつハイパワーなのでそれがもたらす恩恵ってのは大きいですしね。


エンジンの出力を上げずに軽量化を施せば、相対的にパワーウェイトレシオの値が下がり、絶対加速を手に入れられるでしょうから、いいこと尽くしだったりするんですけど、対してスープラってチューニングメーカーの目が向けられていないので、日産はおろかマツダにもそういった面では勝てないんですねぇ・・・。


大衆車には定評がありますが、こういった局地的な仕様ともなれば、日産やマツダ、三菱やホンダなどのメーカーに劣る部分がありますよね、トヨタって。



あらあら、結局メーカー批評になっちゃってるよ・・・。