カローラルミオン-試乗

試乗車に乗って行きませんか?と言われたのでまずは先日リリースされたカローラルミオンに試乗することに。


シートに座ってみての感想ですが、まぁこんなものかな、という極普通の乗り具合ですかね。センターに4連メーターを据えるレイアウトが斬新。
Aピラーが立つ箱型のスタイルなので、視界も良好。意外と便利だったのが運転席の左側についている肘掛。いわゆるキャプテンシートと言われるような形状(勿論そこまで豪勢なものじゃないですけど)で、これがものすごい個人的にヒット。特に左肘をかけてハンドルを握るというスタイルが楽なんですよ。



試乗したのは1800ccの4WDグレード。パドルシフト付きの7速CVTですね。
街中ではほとんどパドルシフトを使ってた。通常のDレンジでは段付き加速はしないんですけど(CVTだから)、パドルシフトを使うと気持ち、グイッという変速による段付きを体感できるが、このパドルシフトが齎す最大の利点はやっぱりエンジンブレーキかなぁ。
交差点などで曲がる際にパドルシフトで2速くらいまで落としてやると交差点明けから綺麗な加速が出来る。それも通常のATだと自分の意思に反した加速とか変速とかされて嫌なんですけど、パドルシフトはそれこそマニュアルと同じように自分の意思でシフトアップ/ダウンが出来るので気持ち悪くないんですよね。
タイミングを自分で決められるので、変速ショックに対する身構えができるということです。


ちなみにパドルシフトがつけられている場所ってメーカーや車種などによって2種類に分けられて、1つはこのルミオンのようにハンドルの回転に連動するタイプ。ハンドル側にパドルシフトがついている。
一方ランエボXのようにコラム側に固定されていてハンドルの回転に連動しないタイプがある。
ハンドルを何回転もさせないようならハンドル連動のほうが扱いやすいんですけど、ハンドルを何回転もさせるようなシーンだと手が追いつかない。
この辺は車そのものの特性によって、なんですかね。


今回乗ったのは9スピーカー付きなので音もかなりよく、今時の車らしくエンジン音がすごい静か。
リアシートを前方に倒すことで広いラゲッジスペースを確保できますしね。



ちなみに売れ行きを聞いたところ、あんまり振るってないらしい・・・。
というのも、当初は若者をターゲットにして販売されたのに、若者が見向きもしなかったという。結局購入者のほとんどが50歳代前後という年齢層なのだとか。


実はこのルミオン。価格帯が結構高いんですよね。1500ccの一番低いグレードでも160万円台前半。1800ccの4WD、さらにエアロが付くと200万円を超える相場。
これがネックになっているんじゃないかという営業マンの話。
あと、雪国北海道にとって4WDであることが1つのウリになっていることもあるんですけど、実はこのルミオン、価格帯の低い1500ccに4WDの設定が無い。


うーん、これじゃぁ他車種に流れるわねぇ・・・。


あと気になったのはメーターがちょっと小さい。特にシフトインジケーター(今何速のギアに入っているかを表示してくれるやつ)のサイズが小さかったなぁ。