ひぐらしのなく頃に-綿流し編-

第2巻(完)
開かずの祭具殿に忍び込んだ富竹、鷹野、圭一、そして詩音。しかしその後、富竹と鷹野が殺される。それは開かずの祭具殿に忍び込んだからだと考え、2人が殺されたのだから伴って2人が行方不明になるのでは・・・そしてその対象者が詩音であり自分であると考えた圭一は魅音や大石刑事から全く同じ質問をされるも断固としてその場所で富竹にも鷹野にも詩音にも会っていないし、祭具殿にも入っていないと答え続ける。


結局祭具殿に関する人物で生き残っているのが圭一だけとなり、話を打ち明けてしまった梨花や一緒に住んでいる沙都子も行方不明になってしまう。その原因が魅音にあると思った圭一とレナは彼女の家を訪れ、そして彼らは真相を知る。
全ては魅音とその中に住む鬼のせいであると。
魅音は妹である詩音も、圭一までもを手にかけようとするが、圭一の「生かしてほしい」という願いを聞き入れて彼らは生き延び、魅音は失踪。


その後、行方不明だった魅音に出会うも彼女の手で刺され、同じ頃詩音はマンションのベランダから転落死。しかし魅音は圭一をスタンガンで気絶させた直後に隠し井戸に転落して死亡しているため、圭一を刺したのは魅音ではないと大石刑事。


死人が引き起こし、死人が幕を下ろした事件の真相は目明し編で。


しかしあれですね。圭一を巡る姉妹の三角関係みたいなものなんでしょうが、題材はともかく切ないですよね。あの時ホビーショップで人形を魅音ではなくレナにあげてしまったことから中にいる鬼を理性で押さえ込むことが出来なくなってしまったという魅音
でも圭一はあの時もし魅音にその人形をあげてしまうとこれまでの関係ではいられなくなると考えたからレナにあげたわけで、勿論その直後に謝った対象が詩音だったとかいろいろあるんですけど、でもたったそれだけの考え方の違いでこんな結末になるのは切ないかも。


鬼隠し編第1巻にあった「嘘だ!!」の演出もあれですが、この巻の最後の最後の演出もまた憎いですねこりゃ。



でもひぐらしのなく頃にってその世界に浸れればいいんですけど、傍から見ると滑稽な話ばっかりに思えちゃうんだろうなぁ。