機動戦士ガンダムThe Origin

第11巻。
第10巻ではキャスバルがどのようにしてジオン共和国に再度やってきたか、その全貌が明らかになったが、今回は兵役に就くシャアとガルマの話がメイン。何においてもガルマより長けるシャア。そしてそれに追いつかんとするガルマはとある出来事によってシャアに信頼を寄せることになる。


軍監に歯向かうシャアがその軍監に殴られたとき、ガルマの一声によって一躍彼はジオン共和国の兵役に就く人たちはもとより、ジオン共和国の住民の英雄となり、軍学校も首席で卒業することに。勿論こうなるまでにはいろいろなシャアとガルマとの間にあったんですけどね。


また、軍学校を卒業し、正式にジオン共和国の軍隊に配属された彼らはシャアに唆されたガルマの先導によって連邦軍治安維持部隊の武装解除に乗り出すんですが、この辺の連邦とジオンの緊迫した状況が実にうまく描きこまれてて、いくら後付設定だとしてもこれだけ出来る世界の深さ、ガンダムすごいよ。


勿論描いている安彦先生もすごいけど。