中古車市

いやぁ、実際に行くのは実は初めてだったりするんですよね。三菱ディーラー傘下にあるクリーン中古車ショップに営業の人に連れられてランエボ8や7を見せられて「これ安いよ」とか、200万のものにそういわれても・・・。あと普通の中古車ショップに親と足を運んで見て回ったことはあったんですが、様々な店から集まった中古車市は初めて。
で、実際行く気はなかったんですけど、友人が2日間に渡って開かれる中古車市に行きたいみたいなことを言ってたのでひょっとしたら・・・?と思って近くの駐車場を見て回ったら車があった(笑
ちょうどトイレに行きたいがためにその店に寄ったのでとっとと駐車場に車とめてトイレ行ってから友人の下へ。


こういう場所って「なんか買ってけ」みたいな雰囲気とかあって、例えば車見てて声かけられても、断る手段は年収の低さしかないので(汗)それもなんかなぁと思ってたんですけど、まぁいたって普通だった(笑
目ぼしい車は日産:S15シルビアSpecR、R32スカイラインGT-RBMWのオープンカー、ホンダ:S2000、スズキ:カプチーノ、スバル:ヴィヴィオくらいですかね。
この中で一際浮いている車種があるんですが、それはまた後ほど。


>>S15シルビア
言わずと知れた日産の誇る5ナンバーFRスペシャリティクーペ。SpecRということでSR20DETエンジンを搭載するターボモデル。私が好きな車TOP5には軽く食い込んでくるほど、そのスタイリッシュなデザインはストリートでは扱いやすく、同クラスの中でも一際薄く、低いボディはスポーツカーとして申し分ない雰囲気を兼ね備える。
今回中古車市に並んだモデルはカーボンボンネットにGTウイングのステーを装着した跡が残るトランクフード。ブラックで染められたインテリアに白板のメーター類、インパネに埋め込まれたDefiリンクメーターにブーストコントローラーのようなユニット関連が並んでいた。
金額が絡んでくるのもあれなんですけど実はパジェロミニを新車で購入した際の価格とこのS15シルビア、さほど変わらない(笑)当時もう少しS15の魅力を知っていたらなぁ・・・。
あと1つケチをつけるならドアノブがちゃっちい。当時なら「握って引っ張ってあけるタイプ」が主流となってきていたのにもかかわらずS15は「指を引っ掛けて上に引っ張りあげるごく一般的、スタンダートなタイプ」だということですかねぇ。


あとちょっとコアな話をするとシルビアって兄弟である180SXと比べるとスカイラインのDNAを受け継いでるんじゃないかなと思う。外見ですよ。
ルーフからリアに流れるライン、これを見るとシルビアってリアガラスのあたりで一旦急角度にラインが落ちるんです。これがスカイラインも一緒。
しかし180SXはルーフからリアに流れるラインがなだらかでリアガラスとテールまでが直線で繋がれている(いわゆるハッチバック)。これは恐らく300ZX、フェアレディZのDNAを受け継いでるんだろうなぁと思う。
同じ日産のスポーツカーでも、そして同じシャーシを持ち合わせるシルビアと180SXでも、若干流れは違うんだなぁと思った。


>>R32スカイラインGT-R
言わずと知れた日産の誇る伝統あるスポーツカー。一旦消えるも16年後の平成元年前後にGT-Rは復活。そういう立場は実はシルビアも同じだったりする。伝統のRB26DETTエンジンを搭載するツインターボモデル。GTSとは違う魅惑のブリスターフェンダーGT-Rの貫禄を思わせ、しかし大きすぎないボディは扱いやすささえ秘める。
さすがはGT-R。年式はかなり落ちてきても上記S15とさほど変わらない価格帯を提示してくるあたり、腐ってもGT-Rとでも言うべきか。
パジェロミニより断然安かったのは言うまでもない・・・。


>>BMWオープンカー&S2000
前者は外車ですね。外車でもハンドルは通常の右ハンドルでAT車でしたが、短い全長にワイドボディという形状は隣においてあったS2000となんら変わりない構成。ただ、やっぱり外車は外車のオーラが出てるよね。
S2000はホンダが開発する唯一のFRレイアウト。発売開始の年と排気量からS2000という名が付いたわけですが、BMWにしろS2000にしろ、どちらも200万越えで価格もモンスター級。


>>カプチーノ
こちらはスズキが開発していたFRクーペ。軽ながらオープンカーで確か全グレードがターボ搭載。ホンダ:ビートと同じく後輪駆動のため未だに根強い人気を誇る。
ちなみに現在軽で後輪駆動を選ぶとなるとパジェロミニジムニーと、どちらもクロカンタイプのモデルしかないためかなり貴重なモデルかもしれない。肝心のダイハツコペンがFFと来たもんだ・・・。


で、上記車種の中で浮いていたのはヴィヴィオでした。
スバルが開発していた軽。中古車市にあったのは平成4年車でかなり年数も落ちるんですが、平成4年とは思えないほど実に力の篭った内装をしている。
ブラックとレッドに統一されたインテリアなんて今時標準では考えられない、もしくは車種を選ぶ。アンバーレッドのメーター類、ブラックインパネ、フロアからしっかり伸びたマニュアルシフトと、エクステリアの古さとインテリアの新しさのギャップが実に面白い。
そして何がすごいって標準でスーパーチャージャーとか搭載してる(笑)これにはほんと参った。
バブルの恩恵受けまくってるなぁみたいな、そんな車なのかなぁ。見えないところに金を使うスバルの渾身の一作だったのかも。


カタログとか写真を見て・・・というよりも実物を見ることでさらにそのものの良さがわかる、伝わる。
そういうものの1つが車だと思う。今回実車を見て触って大分価値観変わりましたし。
きっと車の話題持ち出したら延々と尽きないと思う。1車種につき1時間弱は話せそうで怖い。さらにそこに実物があったら踊り狂ってると思う(笑


友人ちゃっかりダウンサス買ってRuuuuuuuuuu!!


今度会うときはちょっと車高の低いムーヴがお出ましですな。