6A12

といえばおなじみ(?)三菱が開発していたV6エンジン。当時V6の世界最小排気量を誇った6A10(1600cc)や、1リッター100馬力を国内で初めて達成した6A12(2000cc)など、確か6A10〜6A13まであったはず。


三菱のエンジンの型式の方式は、実は途中で国内仕様と海外仕様を統合したらしいのであれなんですけど(ランエボなどに搭載された名機4G63もかつてはG63Bという名称だった)。
例えばサブタイの6A12を見てみると、先頭の6はエンジンの気筒数。この法則だと4G63が4気筒であることもすぐわかりますよね。
次のアルファベットはガソリンエンジンの意。A、B、Gがガソリンで勿論系統ごとに割り振ってはあるんだろうけど、その違いはよくわからない。ちなみにディーゼルはDとMなので、例えば4M40という型式を見ると4気筒のディーゼルエンジンであることがわかる。
次の数字がエンジンの系列。6A12は6A1xシリーズ、4G63は4G6xシリーズ。
で、最後の数字が排気量を表している。大きければ排気量が大きくなる、という意味でもなく、単に違いだけのようです。
6A1xシリーズは最後の数字が大きければ大きいほど排気量が大きくなってますけど、例えばディアマンテなどに搭載される6G72型は3000ccなのに対し、6G73は2500ccだったりする。


しかし三菱のエンジンの型式はトヨタなどと違って細かい仕様の違いで型番に付けられる記号が特別あるわけじゃないので、同じエンジンの型式であっても仕様がその車種によって異なっている場合がある。


例えばFTOの6A12はMIVECありとなしがあるが、どちらも6A12という名称だし、今のギャランフォルティスから数えて2代前のギャラン(丸みを帯びていた、どちらかというと不人気世代)に搭載されていた6A12にはツインターボもあった。


そうなんですよ。同じ6A12でもツインターボの仕様があったことに驚いたんですよ。しかも2000ccですからね。面白いなぁこのエンジン。
ということはFTOにそっくりそのまま載せられそう・・・ってすぐに考えちゃうんですけど、このギャランの弾数自体がもう多くはないので探すのが大変であること。
FTOが完全にライトウェイトスポーツ路線のためにツインターボ武装する必要がなかった(?)ことなどを考えると、あんまりツインターボの恩恵ってないんじゃ・・・とも思うんですけどね。
FTOの6A12だってNAながら200馬力出してますからね。MIVEC効果、恐ろしい。


逆にギャランの6A12ツインターボは最大馬力が240PS、トルクも31.5kg・mという出力なんですけど、確かMIVECじゃないんですよね。案の定燃費も5MTで10.2km/l程度。
しかもフライホイールが砕けて、その破片がボンネットを突き破ってくるという事例が数件もあったという(笑


ちなみに先代ギャランVR-4に搭載されていたのが6A13ツインターボ
ギャランにあったほかの2000ccや2400ccのグレードはV6ではなく直4だったことに驚き。




こんなことばっかりWikipediaで調べてるから風邪引くんだよなぁ(違います)